ファスナーの基本を知ろう
私たちの生活に密にかかわるファスナーですが、
実はファスナーにもたくさんの種類やサイズがあることをご存じでしたか?
用途や生地によって使うファスナーに違いがあるんです。
一見難しいように感じますが、種類・サイズ・長さを抑えておけば大丈夫です。


その前に、そもそもファスナーはどんな構造になっているかご存じですか。
本題に入る前に少し見てみましょう。

※画像引用:『FASTENING CATALOGUE ファスニング専科』©2018 YKK CORPORATION Printed in Japan Oct,2025 TJ-ABEJⓉ
各部に名称がついており、興味深い構造になっていますね。
構造や各部名称がわかったところで、
ファスナーにどんな種類があるかみてみましょう。

まず、ファスナーには大きく3つの種類に分類され、金属ファスナー、コイルファスナー、ビスロンファスナーがあります。
詳しく見ていきましょう。
- メタル(金属)ファスナー:エレメント(かみ合わせ部分)が金属でできているファスナーです。メタルファスナーともいいます。アルミ合金や洋白等でつくられており、デニムやレザージャケットといった厚手の生地のアイテムによく使われております。

- コイルファスナー:エレメントが樹脂でできているファスナーです。コイルファスナーには、コイル状になっているスタンダードタイプと、縫い目やエレメントが表にでないコンシールタイプがあり、コンシールタイプはレディース商品によく使用されています。また、エレメントとテープを同時に織り込んで作られた鞄専用のファスナーもあり、こちらは耐摩耗性が高い商品となっております。

※コイルファスナーの一部商品は、エレメントが見える表面だけでなく、裏返してエレメントが隠れるように使用することも可能です。詳しくは各商品ページをご覧ください。
- ビスロンファスナー:エレメントをテープに射出成型(熱して溶かした材料を金属製の型に流し込み、冷やし固めて作るやり方)したファスナーです。色の種類が豊富なうえに滑らかに動くため、ブルゾンやパーカー、バッグ等に主に利用されております。


そして、ファスナーにはサイズがあります。
ファスナーのサイズはチェーン幅(閉じた状態のエレメント幅)のことを指します。ファスナーのサイズはこのチェーン幅を基準に定められており、号数で表記されています。一般的にはNo.3が最小サイズ、No.10が最大サイズとなります。
参考までに、以下の表を目安にしてみてください。
| ~ No.3 | 薄手生地、裏地、小物 |
| ~No.5 | 綿やポリエステル等の生地のTシャツ |
| ~No.7 | デニムやバッグ(キャンバス地のトート) |
| ~No.10 | 冬物素材生地(コート等) |
※一部商品にはNo.2サイズもあります。
最後に、ファスナーには長さが多種多様にあり、10cmは小物類用のポーチに、20cmはボトムス用にといった具合で、長さによっても使用用途が変わってきます。ファスナーを測る際は、0.5cm刻みかつ、実際に使う長さよりもやや短め(1~2cmほど)に測るのが一般的です。
ちなみに、ファスナーの長さは、上止め(前止め)から下止めまでの長さまで(エレメントのみの長さ)を指します。こちらの長さが足りるように測れば大丈夫です。
※製品寸法には許容差があります。ご了承ください。
| 製品寸法 | 表示に対する許容差 |
| 30cm未満 | ±5mm以内 |
| 30cm以上~60cm未満 | ±10mm以内 |
|
60cm以上~120cm未満 |
±15mm以内 |
|
120cm以上 |
±表示寸法の2.0%以内 |
以上になります。

いかがでしたか?
この他にも、いろんな種類のファスナーがあります。
シンプルなものから華やかなデザインが施されたものまで多くありますので、
用途や場面に応じて使い分けてもよさそうですね。
これを機会にぜひ、あなたのお気に入りを探してみてください。
それでは。
※チェーンから作る止ファスナーやHowto動画をご覧いただきますと、より理解が深まります。よろしければそちらもあわせてご覧ください。